七転び八起き(箴言24章)
- Yoriko Sakasegawa
- 7月3日
- 読了時間: 2分
「七転び八起き」ということわざがある。
箴言24:16節も七度倒れる話があるから面白い。
正しい人は七度倒れても、また起き上がり、
悪しき者はわざわいでつまずくからだ。
(箴言24:16)
正しい人は倒れても、倒れても、起き上がる。
一方、
悪しき者は、わざわいによってつまずく。
ここだけ読むと、
正しい人について語っている箇所のように思える。
ところが、
前の節を読むと、
景色が変わってくる。
悪しき者よ、正しい人の住まいを狙うな。
彼の伏す所を荒らすな。
(箴言24:15)
なるほど。
16節は、
15節の理由なのだ。
悪しき者に向かって、
「正しい人の住まいを狙っても無駄だ」
と語っている。
では、
正しい人は、どのような人として描かれているのだろう。
原文を覗いてみる。
כִּי שֶׁבַע יִפּוֹל צַדִּיק וָקָם וּרְשָׁעִים יִכָּשְׁלוּ בְרָעָה
(キー シェヴァ イッポール ツァディーク ヴァーカーム ウレシャーイーム イッカーシェルー ベラーアー)
※ヘブル語は右から読みます。
כִּי
(キー)
接続詞
なぜなら
שֶׁבַע
(シェヴァ)
数詞
七、七たび
יִפּוֹל
(イッポール)
語根:נפל(ナーファル)
カル未完了形
倒れる
未完了形:動作が進行・継続・未来へ向かう形。
צַדִּיק
(ツァディーク)
名詞
正しい人
וָקָם
(ヴァーカーム)
וָ
(そして)
語根:קום(クーム)
カル完了形
起き上がった/起き上がる
完了形:動作を一つの出来事として捉える形。
וּרְשָׁעִים
(ウレシャーイーム)
וּ
(そして)
רְשָׁעִים
名詞・男性複数
悪しき者たち
יִכָּשְׁלוּ
(イッカーシェルー)
語根:כשל(カーシャル)
ニフアル未完了形
3人称男性複数
つまずく、倒れる
ニフアル:受け身・状態を表すことが多い態。
未完了形:動作が進行・継続・未来へ向かう形。
בְּרָעָה
(ベラーアー)
בְּ
(前置詞)
~によって、~の中で
רָעָה
(ラーアー)
名詞
災い、不幸、わざわい
ここで目を引くのは、
יִפּוֹל
倒れる:カル未完了形(継続・進行)
と、
וָקָם
起き上がる:完了形(一つの出来事として捉える)
という二つの動詞。
正しい人は、
倒れない人
としてではなく、
倒れても、倒れても、また起き上がる人
として描かれている。
だから、
悪しき者に向かって
「正しい人の住まいを狙っても無駄だ。」
語るのだろう。
一方、
悪しき者は、わざわいによってつまずく。
だから、
今日も、
起き上がればいい。
何度、倒れたとしても。




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